今年もよろしくお願い致します。ウシオライティングの佐藤です。
2021年最初はSNSの方でも上げたピンの照度照射経の比較表を御覧ください。
よく展示会で頂く、「LEDのピンはクセノンで言うところの何ワット相当なの?」の疑問を解消する資料としてご活用頂ければと思います。
もちろん光源と光学系の違いにより光の見え方、あたり方が違いますのでその点もご留意ください。
↓クリックすると拡大します
皆様、良いお年を
料理をする時に包丁を研いでおくことの大事さを実感した佐藤です。こんにちは。
※ 今回の「Hog4 使い方のヒント」は一般的な使い方ではないので参考程度に御覧ください。
以前から何度かご相談頂いたHogのウィークポイント
「Colourのカインド(パラメーター種類)でRGB LEDのレッド、グリーン、ブルーの値を%で入れたい」
というもの。お使いの方ならご存知の通りHogのシステムではRGB LEDの色を作る時はCMY(シアン、マジェンタ、イエロー)またはHSI(ヒュー、サチュレーション、インテンシティ)を使っています。(他の器具と合わせて使うことを考えてCMY・HSIで統一)
これをRGBのレッド、グリーン、ブルーの%数値でデザイナーの方から指示がくると戸惑ってしまいます。IntensityのカインドにI Red、I Green、I Blueはありますがこれまで作ってきたカラーパレットが使えなかったりカラーエフェクトが使い回せずちょっとおしいことになります。
そこで、やや無理があるのを承知でCMYを使いながらRGB%の値でプログラムできるカラーパレットを作成してみました。RGBそれぞれ0-100%の101個のパレットが追加されます・・・。
バックアップショーファイルのダウンロードはこちら(RGB%)
※ 使用方法はこの記事の最後に書いてあります。
さらに、もっとニッチなパレットとしてCMY+WhiteをRGBWのDMX値でプログラムできるパレットも同時に作成してみました。カラーのパレットにRGBWそれぞれ0-255、256個のパレットが追加されます・・・・・
バックアップショーファイルのダウンロードはこちら(RGBW DMX値)
※ 使用方法はこの記事の最後に書いてあります。
こんな大量のパレット作成するのは大変なんじゃないかと思われますが、キーストロークマクロを使うと意外と苦労せずに作成できてしまいます。興味がある方はダウンロードしたショーファイルバックアップをそのまま読み込んでMarco Directryを覗いてみてくださいね。
既存のショーファイルへの追加方法は以下の通りです。(どちらのファイルも同じ方法です。)
※ ダウンロードしたファイルはUSBメモリに入れてコンソールに挿してください。
① [Setup]→{Shows} または「Menu」ウィンドウの{Shows}
② 「Show Manager」ウィンドウで{Current Show}→{Merge Show}
③ Merge Showウィザードが開始されます。{Next}を押して進みます。
④ USBメモリに入っているダウンロードしたショーファイルを選択して{Next}を押します。
⑤ Type Mergeは何も選択せずに{Next}を押します。
⑥ {Merge Fixtures}にチェックを入れて{Append}を選択。{Next}押します。
⑦ 続く以下2つは何もチェックを入れずに{Next}を押します。
⑧ {Merge Palettes}にチェックを入れます。{Append}と{Colour}タブ内がすべて選択されているのを確認して{Next}を押します。
⑨ 残りはすべてチェック入れずに{Next}押して進み、最後に{Finish}を押します。
⑩ パレットの追加が終わると最後に以下の画像が表示されるので、{OK}を押してウィンドウを閉じます。
これでColour Directoryにどっさりとパレットが追加されているはずです。
%パレットが追加された場合
DMX値パレットが追加された場合
※ パレットはGlobalパレットなのでCMYとWhiteのパラメーターを持っているフィクスチャーなら機種問わず使えます。
※ このパレットを元に色をミックスしたパレットを作成する場合は、[Record]キーを押した後にメインツールバー{Allow Ref}オプションをONにしてパレットを記憶すると「パレットを使ったパレット」が作成でき、中身を確認した時に便利です。
※ 作成に使用した「RGB LED」と「RGB + White」のフィクスチャーが追加されていますので、「Fixture Windows」で選択してから{Remove}ボタンで削除してください。
自宅に塗装ブースを作成している佐藤です。こんにちは。
以前ご質問頂いたHog 4でエフェクトを使って白を入れた3色カラーエフェクトの作り方について解説した動画を作成してみました。
さらにRGBWの機材ならWhiteパラメーターを0%にして以下ようにエフェクトを追加すると白の時にLEDのホワイトも点灯して白のパンチ力が増しますよ
エアコンのファン掃除に疲れ果てた佐藤です。こんにちは。
今回は何気なく使っているViewの設定変更のヒントです。
Viewに登録したウィンドウ構成は、初期設定だと今開いているウィンドウを閉じて登録した時に開いていたウィンドウだけを表示する設定になっています。
これだとグループとかカラーピッカー(色の円盤)のウィンドウだけを追加で表示したいとき不便ですね。これを解消する手順を見てみましょう。
今、Viewにはサンプルとして基本のView設定 {Default} と
カラーピッカーだけが表示されたView {ColorPicker} があります。
変更方法
① [Open]キーを押しながら画面上部の{View}ボタンを押して「View Directory」ウィンドウを開きます。スプレッドシートボタン(下図)を押します。
② 重ねたいViewの「Additive」欄をダブルクリック(または選択して[Set]キー)して「Yes」に変えます。
③ すると基本のウィンドウを開いた状態で{Color Picker}のViewボタンを押すと、現在のウィンドウに重なるようにカラーピッカーのウィンドウが表示されました。
この設定は、例えばCueを編集するCueエディター([Cue]キーを2度押しして表示するウィンドウ)を開きながらグループのウィンドウを開きたい場合などに便利です。
AdditiveをYesにしないでグループを登録したViewを開くとCueエディターのウィンドウが閉じて編集を終了してしまい使いづらいことになります。
意外と見落としがちが設定ですので一度お試しください。