仕込み中、ノードに接続した灯体が暴走する!

皆さんこんにちは、いいちこをボトルキープしてる植月です。

今回は度々質問を頂きます、仕込み中にノードにムービングなど灯体を接続すると勝手に動き出す!という問題の解決策をご紹介します。

このご質問は、劇場など常設で使用されているノードに多い現象です。

起こった時の対処法と、起こらないようにする対処法をご紹介いたします!

LumiNodeでもEthernet-DMXシリーズでも同様の対処法になります。

 

 

【そもそもなんで起きるのか?】

Luminexのノードは、デフォルトの設定ではDMXを保持する設定になっています。

ノードは、DMXポートに設定されたArtNetやsACNのユニバースを受けてDMXに変換します。

受けていたユニバースが無くなる=卓等の送信元からの信号が途切れると、

ノードは初期設定でDMXを保持するようになっています。

※Ethernet-DMXシリーズでは、保持はArtNetのみでsACNの保持は出来ないので注意!

公演が終了して、卓もバラして、次公演の仕込みを行っていた時、灯体に電源を入れ、DMXケーブルをノードに挿した瞬間、勝手に明かりがつき始めたり動き出したりした!なんで!?故障か!?

と、なってしまいます。

これはノードがDMXの保持をしているから起こるのです!!

(卓を落としてそのままだとムービングのホームポジションなどが残ってしまうのです・・・)

 

 

【このDMXの保持、一体いつまで続くの?】

ノードのDMX保持は、ArtNetやsACNが途切れてから任意で保持する時間を設定できます。

時間を決めない場合は、電源を落とすまで保持し続けます。

つまり、常設の場合はノードの電源を落としたりしない限りはDMXを保持したままとなるのです。

 

【対処法①】

卓を落としてから、ノードが保持してしまっている場合はそのDMXを保持しているノードを一旦再起動させて下さい。

再起動すると、一旦保持していたDMXデータが無くなります。

 

【対処法②】

ノードの電源が簡単に落とせない場合はPCを使用して、ArtNetユニバースやsACNユニバースを新たにネットワーク上に送出してあげて下さい。

ノードは、ずっと自分に設定されたユニバースを求め続けています。

ネットワーク上に自分の求めるパケットが無い=保持を続けるので新しく送出することで、ノードがようやく求めるパケットを受けて保持していたデータから乗り換えることができるのです。

PCからどのように出力するかは、以下のページよりご確認下さい。

〇LuminetMonitorからArtNetを送出する場合

〇sACN viewからsACNを送出する場合

 

 

【起こらないようにするには?】

①ノードの保持の設定を変える

※保持の設定が無くなってしまうため、システムをよく確認して可能であれば行ってください。

設定変更方法は以下のページをご確認ください。

〇LuminexノードのDMX保持の設定を変更する

 

②公演終了後は必ずPCから使用したユニバースの全チャンネル0レベルを送る

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノードのDMX保持で起こる現象についてお伝えしました。

ネットワークのこんなトラブルの解決方法がわからない!なんてことがありましたら

コメント欄にご相談ください(⌒∇⌒)

 

ではでは~~☆☆

 

仕込み中、ノードに接続した灯体が暴走する!” への3件のコメント

  1. ピンバック: sACNviewからsACNを出力する | ウシオライティングの営業サポートブログ

  2. ピンバック: LuminetMonitorからArtNetを出力する | ウシオライティングの営業サポートブログ

  3. ピンバック: LuminexノードのDMX保持設定変更 | ウシオライティングの営業サポートブログ

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