LumiNodeでできること~パッチ機能~

皆さんこんにちは、断酒中なのに酒豪伝説(サプリメント)をもらった植月です。

 

今回は、LumiNodeのプロセッシングエンジンでできる、DMXのアレコレについて解説していきます!

LumiNodeはイーサネットプロトコルとDMXの単なる変換だけではなく、パッチ機能やリミット機能なども充実していて、非常に便利なノードなのです☆

 

パッチ機能とは??

LumiNodeのパッチ機能とは、入力ソースに入ってきたDMXデータを出力に変換した時に、ストレートパッチで使用する事はもちろん、違うチャンネルにパッチさせてミックスパッチさせることもできます°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

 

例えば・・・

入力ソースはDMX、出力がArt-Netのプロセッシングエンジンを作ります。

パッチが編集されると図のようにライムグリーンに色が変わります♪

 

特にパッチの機能を変更しない場合は、入力ソースの1チャンネル目の信号は、1チャンネル目として出力に変換されます。

2チャンネル目以降も同じです。

(このソース1とは、入力ソースに選択したインターフェイスのことです)

 

パッチの機能を使用して、入力ソースの101チャンネル目の信号を、出力の1チャンネル目として変換したい場合はこのように変更します。

ソースと書いてある数字が編集できるようになっています。

 

では、101~110チャンネルを1~10チャンネルにパッチします。

 

この時、入力ソースの101~110チャンネルは、そのまま出力の101~110チャンネルへ変換されるので、1~10チャンネル以外出力したくない場合はソースの数字を削除して『 – 』の状態にしてください!

 

そうすると、入力ソースのDMX信号では101~110チャンネルを送出していますが

 

実際にArt-Netに変換されて出力されるのは1~10チャンネルとなりました。

 

また、101~110チャンネルも、パッチのチャンネルを指定していないのでなにも出力されません。

このように、パッチの機能を使うとノードだけで簡単にミックスパッチを行うことができます♪

 

制御系でお困りなことがあれば、LumiNodeで解決できるかもしれません♪

是非参考になればと思います☆

 

次回はリミット機能について説明します!

ではでは~~~☆☆

 

 

 

 

Outputに数値がなんにも表示されない時は?

2週連続でサイゼリアに行った佐藤です。こんにちは。

今回ご紹介するHogの使い方ヒントは、Ver3.14.0から変更されたパッチ/出力設定によって発生する症状

「仮打ち込みしようとHog 4 PCを立ち上げたけどOutputに何も表示されなくて出力がわからない!」

についての解決策を見ていきます。

方法① Outputのマッピングを仮で割り付けておく

実際現場に行った際はWidgetでDMXを出力する場合でも、Outputタブの出力マッピングを入れることで卓が出力計算をするようになり「Output」ウィンドウに数値やパラメーターを表示するようになります。

仮打ちが終わったら設定したArt-NetやsACNを削除して、本番で使うWidgetの設定を行ってください。

方法②

ショーファイルを読み込む前ならこの方法でもOK。使い終わったら不要なデータ通信を減らすためにチェックを外しておきましょう。

Hog 4 PCでMIDIコントローラーを使うには?

無性にラーショのラーメンが食べたくなっている佐藤です。こんにちは

以前TwitterでHog 4 PCとMIDIコントローラー「nanoKONTROL2」の接続方法を解説していたものを検索しやすいようにブログにも再掲致します。


Hog 4 v3.15.0よりMIDIコントローラーとHog 4でフェーダーやボタンの割り付けが自由に簡単にできるようになりました。 試しにnanoKONTROL2で試してみた設定ファイルを以下にアップしています。PCからダウンロードしてお使いください

ダウンロードはこちら

設定ファイルは Hog 4 PCのMIDI Map Editorのインポート用、nanoKONTROL2設定用 の2つが入っています。 Hog 4側では

[Setup] → {MIDI} → {MIDI Map Editor}

で表示されるエディターから{Import}を選択して設定ファイルを読み込みます。 nanoKONTROL2用ソフト「KORG KONTROL editor」でも同様に設定ファイルを読み込んで本体に書き込みします。

Hog 4側では [Setup] → {Network}のウィンドウで「Console」{Settings}からnanoKONTROL2が認識されているか確認してください

「MIDI Map Editor」で設定ファイルをインポートしたら左下の{Assign to Device}ボタンからnanoKONTROLを選択しておきます。

nanoKONTROL2のボタン割り付けは画像の通りです エンコーダーがエンドレスで回転しないのでちょっと使うにはコツがいりますね

以上でひとまずお使い頂けるかと思います。

ちなみに自分でボタンやフェーダーを割り付けたい時は

  1. 「MIDI Map Editor」の{Learn}を押す
  2.  MIDIコン側の物理ボタン・フェーダーを操作
  3.  Hog4側の割り付けたいキー・フェーダーを押す (Hog4 PCの場合は画面上のボタンクリック)
  4. 設定が終わったら{Learn}ボタンを解除する

いかがでしたでしょうか?MIDIコンをお持ちでしたらぜひ一度お試しくださいね

スイッチングハブの基礎知識!リンクアグリケーションについて

皆さんこんにちは、実家の猫が6歳になりました植月です。

今回はスイッチングハブの基礎知識の最後!『リンクアグリケーション』についてご説明いたします°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

GigaCoreでは、『MultiLinkX(マルチリンクエックス)』という機能になります。

実はこのMultiLinkX(=リンクアグリケーション)という機能、あまり照明さんにはなじみがないかもしれません!

一体どんな機能なのか!?説明していきます♪

 

リンクアグリケーションとは?

スイッチングハブのポートは、1ポート当たりで通信出来る最大の通信速度が決まっています。

ほとんどのGigaCoreの場合は最大で1Gbpsです。

(通信速度や帯域幅についてはコチラの記事を見返してみて下さい☆)

 

この時、データを転送する速度は1Gbpsであっても、データ量が多いとこの通信速度も遅くなってしまいます。

これは帯域幅の広さが原因で、道(帯域幅)が狭いと走れる車(データ)の台数(量)も限られてくることが関係しています。

 

リンクアグリケーションの機能は、ポートを複数束ねることで、道幅を広げてより多くのデータを速く送ることが出来るようにすることです。

 

 

リンクアグリケーションの機能

では、どのようにして1Gbps以上の通信にするのでしょうか?

リングアグリケーションは、ポートを仮想的に束ねることにより帯域幅を増やすことができます。

例えば、2Gbps必要な場合は、2つのポートを束ねて一つの経路とすることで2Gbpsの帯域幅となります。

これに伴い、3Gbps、4Gbps・・・とポートを増やせばそれだけ帯域幅が増えます。

リンクアグリケーションの機能で束ねられるポートは、最大8ポート 8Gbpsまでとなります。

この時、MultiLinkXの設定にしておらず、複数ポートを接続しているとRlinkXの機能が働きます。

※ISL以外のグループではMultilinkXに設定できないため注意!

 

GigaCoreでのリンクアグリケーションの設定

 

~Araneoの場合~

Araneoからは、メニューバーから「Configure」をクリックし、Group設定を開きます。

「ISL」を選択した状態で「Advanced settings」をクリックします。

 

「Enable MultiLinkX」のチェックボックスにチェックを入れ、「Apply」をクリックするとリンクアグリケーションの設定完了です!

 

~WebUIの場合~

Groupsの設定から、ISLの状態で「Advanced」をクリックします。

Advancedにある「MultiLinkX」「Enable」のチェックボックスにチェックを入れます。

「Apply」をクリックすると、リンクアグリケーションの設定完了です!

 

ポートの下にマゼンダのバーが出ていれば設定されている状態となります♪

このバーは、実際にリンクアグリケーションの機能が使用されていると、ステータス画面上では白のバーに変わります。

 

GigaCore同士を接続しているポートをいちいち選択してISLに設定するのがめんどくさいという方は、「Retrieve」機能を使ってみてください!確実にISLになりますよ♪

Araneoからは、Group設定の右上にある「Retrieve from RlinkX」から

ネットワーク上にある全てのGigaCoreに対して行うもしくは選択したGigaCoreのみ行うかを選択して「Apply」をクリックすると自動でISL設定になります。

WebUIからは、「ISL」→「Advanced」から「Retrieve now」をクリックすると設定しているGigaCoreが自動でISL設定になります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

通信速度の記事でも書いたように、実は照明だけでネットワークを使う場合はそこまで帯域幅を使用しないので、リンクアグリケーションの機能を知らなかった方も多いのではないでしょうか?

映像と同じネットワーク機器を使用する場合などに使うこともあるので、頭の片隅にこんな機能あったから使ってみようと思って頂ければ幸いです°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

 

ではでは~~☆☆

 

制御盤に入れやすいLumiNode 4 DIN

自宅パソコンの更新でIntelにするかAMDにするか悩む佐藤です。こんにちは。

今回は、設備のシステム設計する方には「これこれ、こうゆうやつ欲しかった」となる一方で、舞台業界の方には馴染みの薄いDINレールに取り付けるタイプのノードをご紹介します。

どちらも「 LumiNode 4 DIN 」というLuminexのLumiNodeシリーズの製品。基本性能は数多くの現場で稼働中のLumiNode 4と同じです。

DINレールにガチッと取り付けられるので制御盤の中に設置しやすいスタイル。

設備向けらしく、DMXの入出力ポートは、RJ45ターミナルブロックの2種類からお選び頂けます。

電源が本体に内蔵されていないので、外部からDC12-24Vを供給してもらうかPoE対応のスイッチングハブに接続するシステムにしてご利用ください。

製品詳細はこちら

デモ機もございますのでお気軽にお問い合わせくださいませ!