LumiNodeでできること~リミット機能~

皆さんこんにちは、パン作りにハマっている植月です。コネコネ

前回のパッチ機能に引き続き、LumiNodeのプロセッシングエンジンでできる、DMXのアレコレについて解説していきます!

今回は、リミット機能になります°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

皆さんは、『リミット』の機能と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか??

多くは、FLになった時に明るすぎる・ムービングのPanが振られ過ぎてセットなどにぶつかってしまうことを防ぐためという理由が思いつくのではないでしょうか?

LumiNodeのプロセッシングエンジンを使用すると、出力データへ簡単にレベルのリミットを設けることができますよ♪

 

マスター/リミット機能とは??

LumiNodeのマスター/リミットは、コントロールソースでのレベル制御が可能となる機能です。

※以前ご紹介したコントロールチャンネルとは、特定のチャンネルのレベルで、入力ソースの切り替えなど行いましたが、今回紹介する『コントロールソース』とは、どのプロトコルの何ユニバース目をレベルの制御に使うか設定します。

リミットやマスターの設定は、プロセッシングエンジンの真ん中にある、モードの選択の右下にあります。

リミット機能はマスター機能と同じ設定画面から変更します。

アイコンをクリックすると、マスター/リミットの設定ウィンドウが出ます。

 

マスターとリミットの切り替えは、左上のスライドボタンから行います。

赤枠のチャンネル→LumiNodeから実際に出力されるチャンネル

黄枠のコントロールチャンネル→指定したチャンネルのみコントロールソースでの制御対象。今回は97ch,98chのみを制限したいのでコントロールチャンネルに設定しました!

『-』になってるチャンネルは、コントロールソースでの制御はしないという設定になります。

コントロールソースの設定は、歯車マークをクリックして『Art-Net』または『sACN』を設定して、使用するユニバースの数字を入力します。

コントロールソースの設定は、『グローバル設定』の『コントロールソース』からも設定できます。

IPアドレスは、指定する場合は固定のIPアドレスを入力してください(しない場合は0.0.0.0のままでOKです)

 

マスター/リミット機能をより詳しく!

マスター・・・コントロールソースの出力レベルにより、LumiNodeから出力するチャンネルのレベルを制御

コントロールソースがグランドマスターとして、LumiNodeからの出力を制御できます。

図の例えでは、卓から90%で出力されても、コントロールソースが70%の出力になっていればLumiNodeから出力されるレベルは63%となります。(マスター値×チャンネル値÷255)

 

リミット・・・コントロールソースチャンネルで出力されるレベルを上限としてLumiNodeから指定したチャンネルを出力

図の例えでは、マスターとは異なり、コンソールがFLで出力しても80%が上限となりそれ以上の出力をすることができなくなります。

 

リミット機能の使い方!

卓からの制御だと、一部の灯体の一部のチャンネルの制御だけ変更することがなかなか難しいですよね・・・。

図のように、一台だけ機能に制限をかけたい場合、実際のシステムではこのようになります☆

コントロールソースに設定したArt-NetやsACNのユニバースは、卓でもPCのソフトウェアでもLumiNodeが受けられる状態であれば、なんでも大丈夫です。ユニバースは、灯体を制御するものとは別のものにしましょう!

卓からコントロールソース用の系統を出す余裕が無かったり、PCもない場合はLumiNodeからスタンドアローンでユニバースを出力できますよ♪

これは、LumiNodeのプレイ機能になりますので、今度記事で紹介したいと思います!

 

いかがでしたでしょうか?

より詳しく知りたい!こんな設定はできるのか??という方は是非お気軽にご相談ください♪

LumiNodeは、こんな機能欲しかった~!を叶えてくれるかもしれません!

ではでは~~☆☆

 

LumiNodeプロセッシングエンジンの活用法

皆さんこんにちは、つくばわんわんランド🐶にハマってしまった植月です。

「プロセッシングエンジンってなに?」の続きになります!

今回は、プロセッシングエンジン活用法を2つご紹介致します♪

【プロセッシングエンジン活用法】

 

  • 異なる入力ソース・ユニバースを選択可能

入力ソースには、「DMXポート」「ArtNet」「sACN」「RTTrPL」「インターナル」「プレイ」を選択することができます。

LumiNodeシリーズでは入力ソースの縛りが無く、どのソースでも、どのユニバースでも組み合わせてマージ、スイッチ、バックアップで出力することができます!

例えば、常設明かりイベント時に操作卓から制御するときのソース切り替えの場合

 

実際のLumiNodeの設定画面は、以下の画像のようになります↓↓

LumiNodeの新しい機能であるコンタクトクロージャ(I/O)を使用する事で、
ソース切り替えが簡単に行えます♪

制御したいソースが2つ以上ある場合は、モードの「スイッチ」を使用します!

 

  • LumiNode内のプロセッシングエンジンを入力ソースに選択が可能

「インターナル」を選択すると、LumiNode内の他のプロセッシングエンジンを
入力ソースにできます。

例えば、↑のように8個の入力ソースをマージしたいときは、4つずつマージさせた
プロセッシングエンジンを二つ作ります。

「インターナル」で、作った二つのプロセッシングエンジンを選択します。

出力ソースを選択すれば、合計8つの入力ソースをDMX1ライン分にマージすることができます。

この方法を活用して、LumiNode12のプロセッシングエンジン16個をフルで使えば、 最大48個まで入力ソースをマージ可能となっております°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

プロセッシングエンジンを入力ソースにする場合、元のプロセッシングエンジンで
出力ソースの選択をしなくても大丈夫です!

 

照明器具が多様化していく中、どんな用途に合わせて対応できるLumiNodeは弊社でも部署の垣根を越えて様々な現場で活躍しています。

LumiNodeは弊社からお貸出しも可能ですので、気になった方は弊社HPまで是非
お問合せ下さい!

ではでは~~☆☆

 

プロセッシングエンジンってなに?

皆さんこんにちは、桃鉄🍑大好き植月です。

今回はLumiNodeの「プロセッシングエンジン」についてご紹介致します!

 

【プロセッシングエンジンとは?】

LumiNodeでは、この「プロセッシングエンジン」によってコンバーターの役割を果たしています。

そもそも「プロセッシングエンジン」とは何か?

プロセッシングエンジンとは、簡単に言うと

DMX1ライン分の変換を処理する機能になります。

LumiNodeのシリーズごとで、プロセッシングエンジンの数=変換処理できる個数が異なります。

LumiNodeのDMXポートの数+αでプロセッシングエンジンがあることにより

DMX以外の変換処理をLumiNodeで行うことが可能になるのです!(ワーパチパチパチ)

 

【プロセッシングエンジンの設定】

プロセッシングエンジンの設定には「入力ソース」「出力ソース」「モード」を選択します。

  • 入力ソース

入力ソースには、変換前のソースを選択します。

入力ソースで選択できるソースは「DMXポート」「Art-Net」「sACN」「RTTrPL」「インターナル(プロセッシングエンジン)」「プレイ(SHOWデータ)」となります。

 

  • 出力ソース

出力ソースには、変換後のソースを選択します。

出力ソースで選択できるソースは「DMXポート」「Art-Net」「sACN」となります。(複数選択可)

 

  • モード

モードでは、「入力ソース」「出力ソース」に変換するためのモードを変更できます。

  ・「フォワード」→一つの入力ソースを出力ソースに変換

  ・「LTP・HTPマージ」→最大4つの入力ソースをマージして出力ソースに変換

  ・「バックアップ」→入力ソースにメインとバックアップとして指定し、切り替えて出力

  ・「クロスフェード」→入力ソースのメインとバックアップをクロスフェードで切り替えて出力

  ・「スイッチ」→最大4つの入力ソースを出力ソースに変換

 

プロセッシングエンジンは、これらを組み合わせてシステムに当てはめていきます。

プロセッシングエンジンを設定するときは、左(入力ソース)から右(出力ソース)を設定できるので、流れが非常にわかりやすいのが魅力です!

用途次第では、DMXイーサネットプロトコルに変換したり

イーサネットプロトコルから別のイーサネットプロトコルへマージして変換したり

LumiNodeで作成したスナップショットのデータDMXとイーサネットプロトコルで出力できたりと柔軟な設定が行えます°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

次回は、プロセッシングエンジンの活用法をご紹介します!

 

ではでは~~☆☆