みなさんこんにちわ、来世はギャルになりたい植月です。
前回ご紹介致しました、イーサネットプロトコルの中身について!の次に知っておきたいプロトコルのデータの伝送方式についてご紹介致します。
データの伝送方式は各プロトコルで異なります!
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- ブロードキャスト(Art-Net)
- マルチキャスト(sACN)
- ユニキャスト(Art-Net・sACN)
Art-NetもsACNもとりあえず繋がってるし、明かりも出てるからOK!と使っている方もいるかと思いますが、どのようにデータが送られているか理解を深めると、トラブルシューティングの際に役立ちますので、是非参考にしてみて下さい☆
【Art-Net】ブロードキャスト
ブロードキャスト=1対全
ブロードキャストとは、ネットワーク上の機器全てにデータを送る伝送方式です。
- ブロードキャストアドレス(255.255.255.255)宛に送られるため、全てのIPアドレスが対象となる。
- 受信機側は必要のないデータまで受け取ってしまうため、負荷がかかる
Art-Netの場合は、機器のIPアドレスの「2.255.255.255」「10.255.255.255」宛に送られます。※サブネットマスク255.0.0.0の場合(Twitterに255の意味を投稿していますのでご参照下さい!IPアドレスの0と255の意味)
初心者でも分かり易く、小規模なローカルネットワークではトラブルが少なく、使いやすい伝送方式です。
【sACN】マルチキャスト
マルチキャスト=1対多
マルチキャストとは、マルチキャストグループに参加した機器のみにデータを送る伝送方式です。
- 機器のIPアドレスに関係なく、マルチキャストグループに参加している機器にデータを送る
- 複数の受信機は、スイッチングハブの機能で必要なグループに分配してくれるため、送信側もデータを一つ送るだけで複数の機器が受け取ってくれるので、非常に効率が良い
sACNでのデータのやりとりは、機器のIPアドレス宛ではなく、マルチキャストグループのマルチキャストアドレス宛にデータを送ります。
この時のマルチキャストアドレスは、「239.255.〇.〇」となり〇にはユニバース番号が入ります。
- 例:Universe1の場合→「239.255.0.1」
- 例:Universe300の場合は「239.255.1.44」
ノードが受け取りたいユニバースを設定していると、このマルチキャストアドレスのマルチキャストグループが作られます。
そして、ノードはこのマルチキャストグループへ参加表明することでグループに参加することができ、データを受け取ることが可能となります。
逆に、参加しなかったり離脱してしまうとマルチキャストグループではないとみなされデータを受け取れなくなってしまいます。
【Art-Net・sACN】ユニキャスト
ユニキャスト=1対1
ユニキャストとは、送信機から特定のIPアドレス宛にデータを送る伝送方式です。
- 宛先のIPアドレスを指定してデータを送る
- 送信機は、宛先ごとにデータを送らなくてはならないため、負荷がかがるが受信機側は必要なデータだけを受け取れるので負荷はかからない。
現状、舞台照明ではユニキャストはあまり使われておりません。
受信機を特定したいときのみ、ユニキャストを使用することが多いです。
いかがでしたでしょうか?
細かく話すと大変長くなりますが、ポイントは押さえてみましたのでネットワークを使用する際は頭の隅っこに入れといて損はないですよ!
次回はArt-Netの中身について説明します!
ではでは~~☆☆