LumiNode v2.4.0 新機能設定方法!

みなさんこんにちは、胃もたれが治らない植月です。

前回の記事『新機能!LumiNodev2.4.0』からちょっと空いてしまいすみません!

今回の記事は、LumiNode v2.3.0で実装された『高機能なネットワークの設定』の設定方法をご紹介します°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

※使用する場合は、最新のv2.4.0にアップデートしてください※

 

【LumiNodeのネットワークとは?】

LumiNodeのバージョンv2.3.0以降で、左側のメニューに『ネットワーク』の設定項目が増えました。

元々、IPアドレスなどを変更する場合はグローバル設定にありましたが、このバージョン以降では機器のIPアドレスもこの『ネットワーク』から変更となります。

このネットワークの設定では主に以下の事ができるようになりました♪

  • LumiNodeのイーサポートをGigaCoreのようにグループ分けする
  • グループ分けしたイーサポートのネットワークを、LumiNodeのIPアドレスとは別に設定する

ここでおさらいですが

LumiNodeのフロントポートが『イーサ1(ETH1)』(画像左側)

リアポートが『イーサ2(ETH2)』(画像右側)になります。

 

では実際にどんな時に使えるのか、どのように設定するのか説明します!!

 

【ネットワークの設定方法】

左側のメニューの『ネットワーク』を開くと、最初はこのような画像が出てきます。

2つ絵が出てきて、緑色で囲まれた左側の絵の下に、IPアドレスを変更する箇所があります。現在のLumiNodeの設定は左側となります。

左側の場合は、ポートにグループが何も割り当てられていない状態となります。

この絵(ネットワークの設定)のことを『シナリオ』と呼び、LumiNodeシリーズではシナリオが2つ、LumiCoreシリーズでは3つまで設定可能です。

左側は、LumiNode本体のIPアドレスを変更したいときに使用します。

変更した場合は『保存』をクリックしてください。

 

さて、この状態のままではLumiNodeのポートは何もグループが割り当てられていません。

前回の記事で紹介した図のシステムでの実際の設定をしていきます。

 

LumiNodeのイーサポートのグループを分けたい場合は、右側のシナリオをクリックします。

右側のシナリオをクリックすると、グループ一覧が出てくるので割り当てたいグループを選択します。

 

例1:イーサポート1(ETH1)に割り当てたい場合

①グループ一覧から割り当てたいグループを選択します。

②選択したグループを割り当てたいイーサポートをクリックします。(ここではETH1)

③ポートの上にある、上と下向きの矢印のアイコンをクリックします。このアイコンがLumiNode本体の設定になります。

④ポートとアイコンが割り当てたグループの色に代わり、線で結ばれていれば割り当て完了です。

 

例2:イーサポート1(ETH1)とイーサポート2(ETH2)にそれぞれグループを割り当てたい場合

①GigaCoreと接続するイーサポートにISLを割り当てます。(ここではETH2)

ISLの説明は前回の記事をご覧ください♪ → GigaCoreのグループ設定について

②Art-Netを出力する照明卓(ソース)とArt-Netを変換してDMXにするLumiNodeを同じグループ(Management)にします。この時、イーサポートではなく、上と下向き矢印のアイコンのグループで確認してください。

③LumiNodeから先に接続する別グループをイーサポート1に割り当てます。(ここではETH1)

そうすると、ISLにしたポートにアイコンとイーサポート1がそれぞれのグループの色で結びつきます。

④この状態になればOK!あとは保存をクリックすると変更されます♪

※ISLにしたイーサポートと、LumiNodeを接続しているGigaCoreのポートをISLで合わせて下さい※

※LumiNode(上と下向き矢印のアイコンのグループ)と設定用PCのグループを必ず合わせるようにしてください※

※間違えて設定してしまった場合はIPアドレスの設定を含めたリセットを行ってください※

 

 

いかがでしたでしょうか°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

こんな感じでイーサポートのグループを分けることで、システムの幅が広がったり

急な変更等にも対応できるかもしれません。笑

次の記事では、シナリオについてもう少し深堀した設定をご紹介しますよ♪

 

ではでは~~~☆☆

GigaCoreのグループ設定について

皆さんこんにちは、今朝こたつを出すと決めた植月です。

今日はGigaCoreのグループ設定(VLAN)についての記事になります☆

もう既にお使いいただいている方は、今更?となるかと思いますが、LumiNodeの新バージョン2.3.0にて、EtherポートにGigaCore同様グループを割り当てることが出来るようになりました!

LumiNodeのグループ割り当ての前に、GigaCore(スイッチングハブ)でのグループ設定(VLAN)についておさらいしましょう♪

 

【グループ設定(VLAN)とは?】

GigaCoreのグループ設定は、VLANという機能を使用しています。

VLANとは、Virtual LANの略で仮想的にLAN(Local Area Network)を分けることができます。

ポートをVLAN機能でグループ分けすることにより、物理的にスイッチングハブや回線を増やすことなく、セクションや用途ごとでネットワークを分けられるんです!

スイッチングハブのポート(グループ)を分けることで、仮想的に負荷を分散させることができます!!!!

では早速GigaCoreでのグループ設定はどのようなものなのか見て見ましょう♪

 

【GigaCoreのグループ】

GigaCoreのグループ設定は大きく分けて3つあります。

①ISL設定

ISLとはInter Switch Linkの略で、Luminex独自のグループ設定となります。

GigaCore同士の接続したポートのみ割り当てられ、GigaCoreが複数のグループ設定を持っている場合このISLを割り当てる必要があります。

ISLグループ同士の接続で、複数のグループのデータのやりとりを可能にしています。

 

②Management 設定

デフォルトの場合、全てのポートがこのManegementポートになっています。

このグループのポートに接続した時のみ、PCからGigaCoreの設定変更が行えます。

また、メーカー・デバイス関係なく接続することができます。

 

③2~20のグループ設定

各ポートに割り当てることの出来るグループです。

グループの割り当て以外にも、個々のグループのIGMP設定や音響で使用されるPTP2、AVBの設定ができます。(AVBサポートについてはv2.8.0以降)

このグループには、メーカー・デバイス関係なく接続することができます。

GigaCoreでは、最大20個のグループを使用してネットワークを分けることができます!

ではどのように設定するのか☞

 

【グループの設定方法】

Araneoからでも簡単に行えるグループ設定は、かなり可視的で分かり易いところが魅力です!今回はブラウザからの変更方法をご紹介!

GigaCoreの設定ブラウザ(ChormやFireFoxなど)を開きます。

(デフォルトではユーザー名に「admin」パスワードは無しで入れます)

 

①左のメニューからGroupsをクリックし、グループ設定画面を開きます。

デフォルトでは、全てのポートがマネジメントグループの青いポートになっています。

各ポートに割り当てる為のグループが1~20まであり、それぞれのグループ番号を色で区別することができます。

(グループ⓪はISL、グループ①はManagementになります)

 

②変更したいグループ番号(色)を選択し、割り当てるポートをクリックします。

クリックされたポートは浮かびあがり、色が変わります。

間違えてポート選択してしまった場合はもう一度ポートをクリックすると元に戻ります。

ポートを選択し終えたら「Assign」をクリックします。

 

③グループの名前を変えると更に分かり易く!

「Name」からグループ名を変更できます。

使用するグループ名(例:HogNet)で表示されるので、分かり易くなります。

これだけで、VLANの設定は終わりとなり、青色のポート赤色のポートのネットワークを分けることができます♪

GigaCoreのグループ(VLAN)設定はこんなにも簡単に行えるんです!

 

※設定用PCを接続しているポートがManegementポート以外のグループになると、GigaCoreの設定変更ができなくなるので注意※

※グループを変更すると、LuminetMonitorPCが接続されているグループと異なるグループのポートに接続されたノードなどは、LuminetMonitor上に検出されなくなります※

 

GigaCoreでのグループ設定がわかったところで、次はLumiNodeでの新機能!Etherポートのグループ分けの説明をします✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌

次回も是非ご覧ください!ではでは~~☆☆