もうすぐProLight & ProVisual 2022開催!!

ローソンのホルモン鍋にハマりそうな佐藤です。こんにちは。

いよいよ再来週に2年ぶりの展示会「ProLight & ProVisual 2022」が開催されます ( ´ ▽ ` )ノ

日本では初披露となるHigh End SystemsブランドのLonestarやDTSのALCHEMY 7も実際の光を御覧いただける絶好の機会です。さらにプロジェクターのChristieもブース内でご紹介しています。ぜひウシオライティングブースへお越しください。

前回も満員御礼のご好評頂いたネットワークセミナーのスケジュールはこちら。会場内のセミナールームにて先着順となっていますのでご注意ください。

 日付 時間 セミナー名
2月16日(水) 11:30~12:10 これを知っていれば、大丈夫!
Luminex初級編その1(基礎知識)
2月17日(木) 11:30~12:10 これを知っていれば、大丈夫!
Luminex初級編その2(ノードとスイッチ)
2月18日(金) 11:30~12:10 これを知っていれば、大丈夫!
Luminex初級編その3(管理・メンテ等)

3日間違う内容のセミナーを実施致しますので、興味がある方は是非ご参加ください☆

なお、会場は感染症対策をして開催されます。公式ホームページをご確認頂き、ご来場頂ますようお願い致します。

↓招待状の請求もこちら↓

ProLight & ProVisual 2022公式ページ

 

最後に前回の様子をご紹介~

LumiNode v2.4.0 新機能設定方法!

みなさんこんにちは、胃もたれが治らない植月です。

前回の記事『新機能!LumiNodev2.4.0』からちょっと空いてしまいすみません!

今回の記事は、LumiNode v2.3.0で実装された『高機能なネットワークの設定』の設定方法をご紹介します°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

※使用する場合は、最新のv2.4.0にアップデートしてください※

 

【LumiNodeのネットワークとは?】

LumiNodeのバージョンv2.3.0以降で、左側のメニューに『ネットワーク』の設定項目が増えました。

元々、IPアドレスなどを変更する場合はグローバル設定にありましたが、このバージョン以降では機器のIPアドレスもこの『ネットワーク』から変更となります。

このネットワークの設定では主に以下の事ができるようになりました♪

  • LumiNodeのイーサポートをGigaCoreのようにグループ分けする
  • グループ分けしたイーサポートのネットワークを、LumiNodeのIPアドレスとは別に設定する

ここでおさらいですが

LumiNodeのフロントポートが『イーサ1(ETH1)』(画像左側)

リアポートが『イーサ2(ETH2)』(画像右側)になります。

 

では実際にどんな時に使えるのか、どのように設定するのか説明します!!

 

【ネットワークの設定方法】

左側のメニューの『ネットワーク』を開くと、最初はこのような画像が出てきます。

2つ絵が出てきて、緑色で囲まれた左側の絵の下に、IPアドレスを変更する箇所があります。現在のLumiNodeの設定は左側となります。

左側の場合は、ポートにグループが何も割り当てられていない状態となります。

この絵(ネットワークの設定)のことを『シナリオ』と呼び、LumiNodeシリーズではシナリオが2つ、LumiCoreシリーズでは3つまで設定可能です。

左側は、LumiNode本体のIPアドレスを変更したいときに使用します。

変更した場合は『保存』をクリックしてください。

 

さて、この状態のままではLumiNodeのポートは何もグループが割り当てられていません。

前回の記事で紹介した図のシステムでの実際の設定をしていきます。

 

LumiNodeのイーサポートのグループを分けたい場合は、右側のシナリオをクリックします。

右側のシナリオをクリックすると、グループ一覧が出てくるので割り当てたいグループを選択します。

 

例1:イーサポート1(ETH1)に割り当てたい場合

①グループ一覧から割り当てたいグループを選択します。

②選択したグループを割り当てたいイーサポートをクリックします。(ここではETH1)

③ポートの上にある、上と下向きの矢印のアイコンをクリックします。このアイコンがLumiNode本体の設定になります。

④ポートとアイコンが割り当てたグループの色に代わり、線で結ばれていれば割り当て完了です。

 

例2:イーサポート1(ETH1)とイーサポート2(ETH2)にそれぞれグループを割り当てたい場合

①GigaCoreと接続するイーサポートにISLを割り当てます。(ここではETH2)

ISLの説明は前回の記事をご覧ください♪ → GigaCoreのグループ設定について

②Art-Netを出力する照明卓(ソース)とArt-Netを変換してDMXにするLumiNodeを同じグループ(Management)にします。この時、イーサポートではなく、上と下向き矢印のアイコンのグループで確認してください。

③LumiNodeから先に接続する別グループをイーサポート1に割り当てます。(ここではETH1)

そうすると、ISLにしたポートにアイコンとイーサポート1がそれぞれのグループの色で結びつきます。

④この状態になればOK!あとは保存をクリックすると変更されます♪

※ISLにしたイーサポートと、LumiNodeを接続しているGigaCoreのポートをISLで合わせて下さい※

※LumiNode(上と下向き矢印のアイコンのグループ)と設定用PCのグループを必ず合わせるようにしてください※

※間違えて設定してしまった場合はIPアドレスの設定を含めたリセットを行ってください※

 

 

いかがでしたでしょうか°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

こんな感じでイーサポートのグループを分けることで、システムの幅が広がったり

急な変更等にも対応できるかもしれません。笑

次の記事では、シナリオについてもう少し深堀した設定をご紹介しますよ♪

 

ではでは~~~☆☆

Art-Netについて!

皆さんこんにちは、実家の猫が5歳になりました植月です。

遅くなりましたが、8/18・8/25・9/1の照明ネットワークセミナーにご参加・ご視聴頂いた皆様ありがとうございました!!!

私が思っていたよりも多くの方にYouTubeのアーカイブを見て頂いたり、セミナー見ましたとのお声を頂き大変嬉しく思います。

それほど、ネットワークを使いたい、勉強したいと思っている方が多いことを実感致しました。

これからも皆様のお役に立てるようサポートして参りますので、宜しくお願い致します!

セミナーをご覧になりたい方はこちらから!

 

 

さて前回の記事からかなり空いてしまいましたが、今回は【Art-Net】についてです。

セミナーでもお話しましたが、ブログでもまとめさせて頂きます☆☆☆

 

【Art-Netとは?】

◎Artistic Licence社が開発した、照明イーサネットプロトコル

◎DMX512をイーサネットで使用できるようにしたプロトコルで、ロイヤリティフリー のため多くのメーカーで採用されている

◎バージョンがArt-NetⅠ~Art-Net4まであり、メーカーや機器によっては様々だがLuminexのDMXノードの最新バージョンはArt-Net4に準拠

◎ユニバースの番号は「0」から始まる

◎基本的なルールとして、Art-Netを使用する場合DMXノードやコンソールのIPアドレスは「2.X.X.X」まはた「10.X.X.X」になる。

◎ブロードキャスト通信またはユニキャスト通信で行われる

 

【Art-Netのバージョンの遍歴】

 

Art-NetⅠ(2000年に発表)

  • 最大で256ユニバース使用可能。
  • 当初はブロードキャストのみで、チャンネル数が多くなるにつれて使用するユニバース数が増え、負荷がかかることからトラブルが多かった。

Art-NetⅡ(2006年に発表)

  • 最大で256ユニバース使用可能。
  • ArtNet1のブロードキャストのデメリットを改善するため、ユニキャストを追加。

Art-NetⅢ(2011年に発表)

  • 従来の256ユニバースに128個のネットを追加し、最大で32,768ユニバース使用可能。
  • ビデオやデジタルサイネージと一緒に照明を同期させたいときにArtSyncという機能が使用可能に。

Art-Net4(2017年に発表)

  • 最大で32,768ユニバース使用可能。
  • Luminexの場合、sACNを使用している時でもRDM通信が可能。

 

【Art-Netのユニバース】

ユニバースとは、DMX512=1系統分につけられる番号です。

1系統目=ユニバース 0

2系統目=ユニバース 1…

このユニバース番号によって、DMX512の系統を区別しています。

Art-Netのユニバースは、「SubNet」「Universe」「Net」の3つの数字から成り立っています。

「Universe」とは、DMX512のユニバース1系統が、0~15までの数字で表される。

「SubNet」とは、16個の連続するユニバースのグループ。

「Net」とは、SubNetとUniverseが128個あるグループ。

この「Net:SubNet:Universe」の数字の組み合わせでユニバース番号を表している。

例①:ユニバース17 →0:1:1

例②:ユニバース130  →0:8:2

少々めんどくさいですが、Luminexのノードは10進数の数字を入れるだけなのでこのような組み合わせでユニバース番号を入力する必要はありません。

また、LuminexのDMXノードはユニバースが「0」から始まります

使用するコンソールによっては、1つ数字がずれることがあります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

照明のネットワークを使用している方の多くがArt-Netを使用されているのではないでしょうか?

色々と用語が出てきますが、初心者の方でも簡単に使えるのがArt-Netかと思います。

そんなに難しくは無いので、気軽にネットワークを使用してみてくださいね~~!

 

ではでは~~☆☆

 

照明ネットワークセミナーのご案内

皆さんこんにちは、汗の量が尋常じゃない植月です。

 

暑い日が続きますが皆様体調にはお変わりないでしょうか?

突然ですが、この度ProLight&ProVisual2020以来の弊社主催の

照明ネットワークセミナー2021』

を開催致します!!!!!!!(ワー!

詳細は以下をご確認下さい♪

  • 第一回:8月18日(水) 15時~16時⇒ケーブルとIPアドレスについて
  • 第二回:8月25日(水) 15時~16時⇒イーサプロトコルの伝送方式について
  • 第三回:9月 1日(水) 15時~16時⇒LumiNodeとトラブルシューティングについて

YouTubeライブにて配信!アーカイブの予定あります!

↓↓↓第一回目の配信URLはコチラ↓↓↓

8/18(水)ウシオライティングの照明ネットワークセミナーYouTubeライブ


↓↓↓第二回目の配信URLはコチラ↓↓↓

8/25(水)ウシオライティングの照明ネットワークセミナーYouTubeライブ

 

↓↓↓第三回目の配信URLはコチラ↓↓↓

9/1(水)ウシオライティングの照明ネットワークセミナーYouTubeライブ

 

 

3週に渡り、1時間程度のセミナーを予定しています。

内容については、Luminexを導入されているホール管理者様や照明会社様が対象となりますが、ご興味ある方でもご参加頂けます。

この際ですので、ブログで分からなかったことや現場でわからなかったことなど些細なことでも構わないのでご質問お待ちしております!

こんなご時世ですので、涼しい室内から是非ご参加下さいね°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

ではでは~~☆☆

イーサネットプロトコルの中身について!

皆さんこんにちわ、声がデカい植月です。

今回は、以前ツイッターで投票して頂き2番目に多かったArt-NetsACNについてお話しする前に、イーサネットプロトコルの中身について説明いたします°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

ネットワークの土台を一つずつしっかり知っておけば、使い方の幅が広がったりトラブルシューティングにも役立ちますよ!

 

【プロトコルの中身】

プロトコルとは、規格・仕様のことを指します。Art-NetもsACNもイーサネットでDMX512を伝送するためのプロトコルですが、仕様は異なります。

Art-NetとsACNは、TCP/IPの中に色々あるプロトコルのうちのUDP(User Dategram Protocol)の通信方法を用いてDMX512のデータを伝送しています。

TCP /IP(Transmission Contorol Protocol / Internet Protocol)とは、IPアドレスを使用した通信プロトコルの総称です。

UDPはリアルタイム性を重視しており、速く・大量に送るためデータの欠落などの確認をせずデータを送り続けます。

照明プロトコル以外では、映像データや音声データもUDPで送られています。

 

【TCPとUDPの違い】

よくTCPとUDPをまぜこぜにしてしまうことがあります。

TCP(Transmission Control Protocol)とは、データを確実に届けるためのプロトコルです。

UDPとは違い、必ずデータが届いたかどうかを確認するためスピード感は落ちます。

TCPは、主に電子メールやWebページの表示などで使用される通信方法です。

照明データや映像データなどがTCPで送られてしまうと、データが送られたかどうかを確認しなければならないので、その度にいちいち止まってしまいます。

それではこの業界は成り立ちませんよね。

なのでTCPとUDPは全くの別物と思いましょう!

 

【TCP/IPの階層モデル】

完全に補足となりますが、TCP/IPはIPアドレスを使用した通信プロトコルの総称と前述しました。

イーサネット通信で、データが送られるまでの順序を階層化したものを『TCP/IPの階層モデル』といいます。

サービスを提供されるまでの通信は、ケーブル等の物理的なものから順番に

  • ネットワークインターフェイス層
  • インターネット層
  • トランスポート層
  • アプリケーション層

に分けれられて通信が行われます。

ネットワークのトラブルが起きた際は、この階層の下層部分から

  • ケーブルは正しく繋がっているか
  • IPアドレスは合っているか
  • 使用するプロトコルは合っているか
  • 設定用ページは表示できるか

と追っていけば、必ず何が原因かが突き止められるはずです。

焦らず、落ち着いて確認をしていきましょう!

 

いかがでしたでしょうか?

案外、ネットワークもそんなに難しくないと思えてもらえたらうれしいです!

次回は、ブロードキャストなどの通信方式について説明します。

ブログで説明しきれなかったおこぼれ話をTwitterで投稿していますので良ければフォローお願い致します↓↓

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ではでは~~☆☆