Cueに余計なデータが入っちゃった!時の削除方法

牛丼屋に行くと味噌汁を豚汁に変更するか悩む佐藤です。こんにちは。

今回はHogの使い方のヒント。以前Hogユーザーの方からお問い合わせ頂いた例をご紹介します。

「Cueのどこかに入っちゃった余計な器具コントロールのデータを削除したい」

プログラム中にうっかりコントロールを触ってしまって、Cueを再生するとどこかで器具のメニューディスプレイが点灯!

なんてことになったらちょっと焦りますよね。そんな時は以下の方法をお試しください。

 フィクスチャーを選択して削除したいパラメーターを操作。Programmer上に削除したいパラメーターだけが表示された状態にします。

② Cueリストを[Choose]で選択した状態で

[Merge] → {Remove} → [削除したいCue番号を範囲で指定] → [Enter]

 これで上記の例だとCue1から30までのControl Fixtureのデータを一括で削除することができました。

①でProgrammer上にのせるデータを変えればどのパラメーターでも一括削除できるので、余計なデータをCueに入れてしまった場合はこの方法を試してみてくださいね。

Hog 4シリーズで大規模ショーをオペする際のヒント~マニュアルより

イカ天そば(冷)のお持ち帰りをした佐藤です。こんにちは。

今回はちょっと長めの記事になりますのでお時間ある時に御覧ください。


Hog 4シリーズの卓で機材台数が多いショーをプログラムする時に、より軽く安定してオペするためのヒントがユーザマニュアルに記載されています。

その項目を補足を交えながらご紹介致します。

先に要約すると

  1. Unblockしてデータ重複を解消。トラッキングを活用
  2. Markは必要なCueだけにする
  3. 各プロセッサーへパッチの均等分配してもパフォーマンスへの影響はわずか
  4. 全く同じ動きをするフィクスチャーがあるならダブルパッチ
  5. 「User Preferences」の{Programming}タブで{Select all fixtures when activated}をオフ
  6. 小数点付きフィクスチャーを使う
  7. プロット内に大量のフィクスチャーを配置しすぎない

では詳しく見ていきましょう


大規模なショーで作業するためのヒント

 

1 キューリストをアンブロック(Unblock)してください

これによりキューのサイズが小さくなり、エディターの読み込みが早くなってショーを実行しているすべてのプロセッサーでメモリーの節約になります。

補足>>Cueを作成する時に毎回全パラメーターを入力して各Cueにデータが入っていると処理するデータ量が多くなります。変化していないパラメーターは空にして前のCueからトラッキングすることで処理が軽くなります。作成済みのキューリストに対しては{Unblock}ボタンを使うことで、変化していない重複データを空にしてトラッキング状態にすることができます。

 

2 マーク(Mark)が必要なキューだけにマークキューを使用してください

キューがマークされるとプロセッサーは2倍の量の作業をしなければならず数万のパラメーターを含む非常に大きなキューでは、多くの場合に出力の遅延またはリフレッシュレートの低下を引き起こします。

補足>>「とりあえず」で全CueにMarkを入れているとメモリーを多く消費してしまいます。Cueを再生してみて、Markのスタンバイが必要だと判断したところのみ、入れるようにすると処理が軽くなります。Markが働くとMark欄の数値がオレンジ色に変化します。直前のCueを再生してもMarkがオレンジにならないCueにはMarkは必要ありません。

 

3 パッチの分散はメモリー使用量に関係ありません

各プロセッサーにパッチするフィクスチャーの台数をバランス良く、または均等に割り振ったとしても、単一のプロセッサーのメモリー使用量を改善することにはならず、わずかに出力パフォーマンスとしてリフレッシュレートが改善するだけです。

補足>>複数のDP8000やHPUを使用する場合にフィクスチャーを分散パッチしても各プロセッサーに流れるデータ量は同じです。大規模ショーや台数が多くなり、Cueの数が増えるとメモリーの消費量に気をつける必要があります。

 

4 重複動作のフィクスチャーを削除

プログラミング内で同じ値を出力している重複フィクスチャーをショーから削除してください。その分はフィクスチャーのシングルコピーをダブルパッチするだけにします。

補足>>同じ動きをするフィクスチャーならダブルパッチして1台のフィクスチャーで複数の実機を動かせるようにしたほうが、卓としての動作は軽くなります。

 

5 Cueなどを開いた時のオプション変更

「User Preferences」ウィンドウの{Programming}タブ内にある{Select all fixtures when activated}をオフにしてください。これにより、特にメディアピッカーとパレットディレクトリが開いている場合に大きなキューをエディターで開く際の時間が短縮されます。

補足>>[Cue]キーを2度早押しでCueエディターを開く場合などに、初期設定だとすべてのフィクスチャーを選択しています。これを選択しない状態にすることでエディターを開く時のもたつきをある程度解消できる可能性があります。

 

6 小数点付きフィクスチャーの活用

フィクスチャーの一群をより記憶しやすい整数番号で選択できるようにするために、ドット付きユーザーナンバーを使ってフィクスチャーをまとめます。

補足>>LEDのピクセル制御できるフィクスチャーは、既に小数点付き(ドット付き)ユーザーナンバー(器具番号)が割り振られたコンパウンドフィクスチャーを活用してもOKです。

 

7 プロットに配置するフィクスチャー数

可能な場合は各プロットウィンドウ内のフィクスチャーは1000台未満に保ってください。1つのプロットウィンドウに対する負荷を減らすために、ステージの違うエリアごとに個別のプロットを作成してください。これにより表示している1つのプロットウィンドウで実行しなければならない描画量を削減することができ、大量のフィクスチャーを選択する時にデスクトップの反応が改善します。もしピクセルマッピングをするために1000台以上のフィクスチャーを1つのプロットに配置する必要がある場合、配置やプロパティを調整する時に限りプロットウィンドウを開いてください。デスクトップがプロットウィンドウを更新しようとすると動作が遅くなるように感じることがあります。

補足>>プロットは画面描画のパワーを多く使います。同様にOutputも必要のない場合には閉じておいたほうが画面操作は軽くなります。

 


文字だけの説明では分かりづらいところもあるかと思います。ご不明な点は弊社までお問い合わせください。

好きなキーやボタンをファンクションキーに設定する

ビットのドライバーを常に持ち歩く佐藤です。こんにちは。

久しぶりにご紹介するHog 4シリーズの使い方ヒントTips(チップス)はこちら

通常はユーザーカインド、あるいはキューリストなんかを割り付けるコマンドキーとしてお使い頂いている「ファンクションキー」に自分好みのキーや画面上のボタンを設定する方法をご紹介します。

では早速手順を見てみましょう

① [Macro]キーを素早く2回押して「Macro Directory」ウィンドウを開きます。

② [Record]→「Macro Directry」の空いているところをタッチして赤い状態にします。(マクロステップの記憶開始)

③ [Pig(豚)]を押しながら[Macro]を押して記憶を終了します。赤い状態から通常に戻ります。

④ [Open]を押しながら作成したマクロのパレットをタッチ。マクロの中身が開きます。

⑤ 複数のステップがあるので1つだけ残して残りを[Delete]で削除します。

⑥ 左側の「Command」欄を選択して[Set]を押し、{Key Press}を選択

⑦ 同様に右側の「Command」で押したいキー・ボタンを選択

※ メインツールバーのソフトキーは以下のような番号割付になっています。(クリクで拡大)

ちなみに、Road Hog 4では省略されているCueを前後に送る[Skip Forward]や[Skip Backword]は{Main Playback}にあります。

⑧ 作成したマクロを閉じたらコマンドラインの「KIND」をタッチして「CMD」に変更します。(すでに「CMD」ならこの手順は不要)

⑨ 「Macro Directory」で作成したマクロパレットをタッチしてから[Move]を押し、割り付けたいファンクションキーを押します。

以上で自分好みのキーやボタンがファンクションキーに割り付けられました。ポチッと押してみてください。

応用として、マクロ作成時に複数手順のマクロを作れば、同じようにファンクションキーに割り付けることもできますよ

エフェクトがFanでずらせない時はここをチェック!

意識して黒以外のシャツを買うようにしている佐藤です。こんにちは。

Hog4 OSのバージョンをv3.6.0以上に上げたユーザーの方から「エフェクトのオフセットができない!」といったお問い合わせを何回か頂いたので、こちらでも対策をお知らせ致します。

この症状は、小数点付きの「コンパウンドフィクスチャー」か「ドット付きユーザーナンバー」を使用している方に限り発生します。対処方法は

① {Segments}ボタンを押す(以前はGroupingと表示されていたボタンが名称変更されました。)

② {Buddy Parts}ボタンをOFFにする。(デフォルトでONになっています。)

※ Log OFFしてショーファイルを終了するとまたONに戻ります。

これはFanキーを押しながらエフェクトのオフセットやPan Tiltをずらすファニングの作業時に影響があります。

以下に実際どうなるかの事例をご紹介。4×4のRGB LEDフィクスチャーで小数点付きのフィクスチャーナンバーを使用し、レインボーエフェクトをかけている場合です。

↓Buddy PartsがONになった状態でFanキーを押しながらエフェクトのオフセットをクルクル回した場合

↓同様にBuddy PartsがOFFの場合(従来通りのオフセットがかかります)

詳細はv3.6.0のリリースノートもご覧ください。

現状ではショーファイルを読み込むたびにこの機能がONになり、場合によっては不便になるので今後改良が加わる予定です。

複雑な選択順のグループを作成する

出張土産を選ぶ時にネタに走りがちな佐藤です。こんにちは。

フルカラーLEDの器具をを大量に仕込むと、エフェクトを色々な順番で流したくなる衝動にかられませんか?そんな時、以前はユーザーナンバーを使ってテンキーでいちいち選択していましたが、プロット機能が追加されてから複雑な選択順のグループを作る作業が格段に楽になっています。

今回はプロットのパス選択ツールを使用します。
SnapCrab_NoName_2015-10-23_17-17-39_No-00

※ 以下の例では[Highlight]キーをオン(青点灯)にしてフィクスチャー選択をしています。

例① グリッドを外側から内側へ向けて、渦を巻くように選択
SnapCrab_Hog 4PC - Primary Screen_2015-10-23_17-1-44_No-00

※ Programmerでフィクスチャーの選択順を表示させる方法はこちら

例② ジグザクに選択
SnapCrab_Hog 4PC - Primary Screen_2015-10-23_17-3-17_No-00

この場合、左半分をなぞった後に一度手を離しても大丈夫です。選択状態は保持されます。続いて右側をなぞれば連続した選択順となります。
SnapCrab_Hog 4PC - Primary Screen_2015-10-23_17-3-51_No-00

選択順はグループへ記録すれば直ぐに再利用することができます。何度も利用しそうな選択順の場合は、忘れずにグループへ登録!

SnapCrab_NoName_2015-10-23_17-14-12_No-00

プロットとグループの合わせ技でエフェクトを自在に流してみてください。