こんばんは、佐藤です。
昨日からラスベガスで開催しているLDIでお披露目されたハイエンドシステムズのNew Console 「HOG4」ファミリー製品の情報を速報でお伝えします。
主なスペックは公式ページに公開されてるので重複する部分もありますが、ひとまず速報ということでお許しください。また、極力現地で確認したことをお伝えしますが、後日訂正する場合があります。予めご了承ください。
●ファーストインプレッション
Hog3 OSの現行のVer3.2.xをベースに開発されたHOG4 OSなので今Hog3をお使いのユーザーは全く違和感なく直ぐに使えるコンソールであり、新しいユーザーには、よりHOGファミリーの打ちやすさを感じてもらえるコンソールとなっています。
●注目ポイントまとめ(すいません、取り急ぎ順不同で羅列します。)
- HOG4、Full Boar4(FB4)、Road Hog4(RH4)はLinuxベースになりました。
- nano Hog4(nH4)は、Windowsで動くHog4PCにUSB接続。
- Showファイルからライブラリーが切り離されてNew Showの開始、バックアップが格段に早くなった。また、Showファイル自体のサイズも小さくなった。ライブラリーはコンソールに追加する方式になる。
- システムディスクにSSDを採用したため、起動が高速化。HOG4の場合、実測で電源ONからスタート画面まで40秒、Showファイル読み込み5秒くらい。(FB4,RH4も同様)
- HOG4とFB4にはグランドマスターを新設
- HOG4とFB4はグランドマスターを含めてすべてモータライズドフェーダー
- DVI接続の外部ディスプレイは、HOG4が3面、FB4が2面、RHが1面
- iPadのリモート操作用のアプリも開発進行中(テスト版を展示)
- Hog3シリーズとShowデータの相互利用が可能。ただし、Hog3は今後リリース予定のVer3.2.6から。
- HOG4のフロントパネルセンターにあるミニディスプレイは今のところカラーパレットなどの機能が割り当てられているが、今後メディアサーバーとの連携を強化した機能が使用できるようになる。
- 各コンソールにUser Kindキーが新設。今までBeamやColorキーを何度も押して呼び出していたホイールファンクションをこのキーに割付できる。このキーのためのKindsパレットも新たに備わった。HOG4とFB4のみ、キーの上に割り当てられたファンクション名を表示する液晶が付く。Kindsパレットと連動して色もつけられる。12個以上割り付ける場合は、切り替えて割付可能。
- エンコーダーホイールの左下にボタンが追加され、Gobo Index ,rot, shakeなどホイールファンクションの切り替えが素早くできるようになった。
- トラックボールの周りにジョグダイヤル新設。通常時は画面のスクロール、PanTilteモード時はZoomなどカスタマイズして割付可能。(HOG4、FB4のみ)
- GotoキーがHog3ではControlキーだったところに移動。テンキーに近くなった。
- メインプレイバック部分のReleaseキーの下にPigキー(豚さん)を増設。Release ALLがやりやすい。
- Fixture選択のNext、Backキーの間にALLキー新設
- Next Pageキーの下にBack Pageキー新設
- 各プレイバック部にBackキー新設
- Outputウィンドウを2つに分けて表示可能。
- パレットの大きさをSmall Midium,Largeの3種類から選択でき、色もエッジだけ色をつける機能が加わった。
- エンコーダーホイールが5つになった。(HOG4、FB4のみ)
- アームレストに革っぽいクッションが付き、手を置くのが楽。
- nH4は女性が片手で持てるぐらい軽い。
- コンソールロック機能(4桁の数字でロック、誤操作防止)
- Hog3ファミリーのソフトウェアの開発は継続されるが、機能追加などは未定
- HOG4ファミリーとHog3ファミリーは同一Hog Netで混在不可
- HOG4 OSをHog3ファミリー製品にインストールすることは不可
- タイムコードが8つ接続できます。また、DP8000にもLTCウィジェットが接続できます。
- タイムコードツールバーが新しくなります。
- Open Sound Control(OSC)に対応。Hog Netを介して受信
- 画面上下にあるソフトキー(HOG4はハードボタン、その他は画面上のボタン)が増えたため、RedoやPark機能がダイレクトに押せるようになった。
- 画面デザインがダークバージョンが標準になった。以前の明るい灰色にも戻せる
他にも追加がありましたら、追記します。