わかるようでわかりにくいHog 4のエフェクト同期を動画解説

唐揚げをガッツり食べた後に油耐性の低下を感じる佐藤です。こんにちは。

以前生配信したHog 4のベーシックトレーニングで解説したHog 4のエフェクト同期設定について、改めて違いをまとめた動画を公開しました。

3つの設定の違いは:

  • Function:同じパラメーターの種類に使われているエフェクトが同期する(Pan、Intensityなど)
  • Fixture:同じ機種で同じ番号のフィクスチャーですべてのエフェクトが同期する
  • List/Scene:同じキューリスト・シーン内のすべてのエフェクトが同期する

同期を考える上でポイントとして押さえておきたいのは、

  1.  フライアウトのような複数パラメーター種類にエフェクトを使う時に同期させたいか
  2.  複数台でエフェクトを使う時に同期させたいか
  3.  キューリスト・シーンが別の時に同期させたいか

の3点です。デザインによってどのSync設定が最適なのか選択してください

 

Viewでウィンドウを重ねるようにして表示させる

エアコンのファン掃除に疲れ果てた佐藤です。こんにちは。

今回は何気なく使っているViewの設定変更のヒントです。

Viewに登録したウィンドウ構成は、初期設定だと今開いているウィンドウを閉じて登録した時に開いていたウィンドウだけを表示する設定になっています。

これだとグループとかカラーピッカー(色の円盤)のウィンドウだけを追加で表示したいとき不便ですね。これを解消する手順を見てみましょう。

今、Viewにはサンプルとして基本のView設定 {Default} と

カラーピッカーだけが表示されたView {ColorPicker} があります。

変更方法

① [Open]キーを押しながら画面上部の{View}ボタンを押して「View Directory」ウィンドウを開きます。スプレッドシートボタン(下図)を押します。

② 重ねたいViewの「Additive」欄をダブルクリック(または選択して[Set]キー)して「Yes」に変えます。

③ すると基本のウィンドウを開いた状態で{Color Picker}のViewボタンを押すと、現在のウィンドウに重なるようにカラーピッカーのウィンドウが表示されました。

この設定は、例えばCueを編集するCueエディター([Cue]キーを2度押しして表示するウィンドウ)を開きながらグループのウィンドウを開きたい場合などに便利です。

AdditiveをYesにしないでグループを登録したViewを開くとCueエディターのウィンドウが閉じて編集を終了してしまい使いづらいことになります。

意外と見落としがちが設定ですので一度お試しください。

 

バーチャルウィングのフェーダーがフルに上がるのを防ぐ

お菓子のチョコパイはノーマルが一番な佐藤です。こんにちは。

今回のHog4使い方のヒントも最近頂いたご質問から。

「バーチャルウィングにHTPフェーダーを作ったのですが、ページを変えて戻すとフェーダーが全部フルになってしまい困っている。」

このような状況ですね。

これを解消するには、[Setup]→{Preferences}で「User Preferences」ウィンドウを開いてから、{Virtual Faders}タブにある該当するプレイバックバーのPosition設定を{Down}に変更してください。

ちなみにHTPキューリストだけじゃなくて普通のキューリストフェーダーも一緒にそのプレイバックバー上にあると、それも含めてフェーダーが下がってしまいますのでご注意を。

また、各HTPキューリストのリリースタイムが標準の2s(2秒)設定の時は、ページを変更してすぐに戻してもフェーダーの位置はそのままになっています。2秒以上立ってから元のページに戻ってみてください。

Hog4 v3.10.0の日本語リリースノート

インフルエンザから復帰した佐藤です。こんにちは。

お待たせしました。Hog4 OS v3.10.0の日本語リリースノートをサポートサイトに掲載しました。(v3.10.0のソフトウェアのダウンロードはハイエンドシステムズのページから。)

以下の画像をクリックするとPDFファイルで日本語リリースノートをダウンロードできます。

今回のリリースでは、プレイバックに関する新機能が多く追加されました。

中でも目玉となるのが、バーチャルウィングです。フェーダーを増やしたいけど物理ウィングを増設するまではなぁ・・という現場にピッタリ。

ほかにもプレイバックバーを増やし、瞬時に切り替えて物理フェーダーやキーで制御ができるようになるドッキング機能は、モータライズフェーダーがあるHog4やFull Boar4では、かなり使いやすいのではないでしょうか。

グループマスター(インヒビティブマスター)がページに割付いていなくても調光に使えるのは、キーライトの調整なんかに最適ですね。

今後の予定としては、カラーハンドリングの改良という大きなリリースが控えているようです。これからもHog4シリーズのソフトウェアリリースにご期待下さい!

→先にv3.11.0のリリースが予定されていました。(訂正2/4)

Hog4ベーシックトレーニング2019@東京

あけましておめでとうございます。ウシオライティングの佐藤です。

2019年一回目のHog4ベーシックトレーニング開催のお知らせです。皆様のご参加お待ちしております。

  • 日時:2019年1月31日(木) 10時~18時 満席となりました
  • 会場:ウシオライティング 東京本社
  • 参加費:無料
  • 募集人数:4名 (先着順、他の方とコンソール共有の場合あり)
  • 対象者:ムービングライトなどの舞台照明に関する基本的知識がある方ならどなたでもご参加いただけます。(学生の方はご相談ください。)
  • 内容:HOG4コンソール実機を使ったベーシックな使用方法レクチャー(基本講座)
  • 申し込み方法:こちらのフォームよりお申込みください。

トレーニングの流れは、コンソール実機とビジュアライザーを使い、基本的なパッチ、ウィンドウの操作、器具のプログラム、パレットの作成、Cueのレコード・エディット・プレイバック、基本的なエフェクト、HOG4の新機能紹介などで、ベーシックな使い方をマスターします。