縦横右左、お好みのモニター方向と位置はどちら?

出張で大浴場があるホテルを選びがちな佐藤です。こんにちは。

今回は小粒なHogのTips、使い方のヒント

先日とある現場写真で面白いモニターの使い方をしていたのでご紹介します。

通常、卓に外部モニターをつなぐとこのような横画面になると思います。これを・・・

ジャーン!ピポット回転できるモニターなら縦使いにも設定できるんです。

長い演目でキューリストが長くなっても、これならずっと先のCueも確認できますね。

設定方法は、

[Setup] → {Control panel} → {Display}タブ

この画面から以下のように設定してお使いください。

これなら先のCueも確認できるので落ち着いてGoボタンが叩けるかも( ´ ▽ ` )ノ

全部入りライブラリーデータの別バージョンを入れるには

仕込み日当日に図面ができていない夢をみる佐藤です。こんにちは。

今回のHog 4使い方のヒントは、先日頂いたご質問から。

「Hog 4のソフトウェアバージョンはそのままでライブラリーだけ新しくしたい」

Hog 4シリーズの卓には「fixturelib_v4」の名前がついた全部入りフルフィクスチャーライブラリーが1つ入っています。通常は卓のアップデートと一緒に最新バージョンに更新されますが、他で使ってる卓とバージョンを合わせる都合があるので、フルライブラリーだけ新しくしたい、という場合があります。

その際はメーカーのページから最新のFull LibraryをダウンロードしてZIPを解凍したら卓の「Libraries」フォルダへコピペすれば使えるのですが、ここで注意が1つ!

既に入っている「fixturelib_v4」は鍵アイコンがついて保護されているため削除できません。そのままでは同じファイル名のファイルが入らないので、ダウンロードしたフルライブラリーは、ファイル名を変えてコピペしてください。

※ ライブラリーの対応ソフトウェアバージョンにも注意!(ダウンロードページに記載あり)

コピペできたら通常通りパッチ画面に入り、{Add Fixture}ボタン→{Select library}から追加したフルライブラリーを選択してご使用ください。

なお、Hog 4 PCの場合は、ショーファイルを読み込む前なら先に入っているフルライブラリーを削除できるので、削除後にそのままコピペすることもできますよ。

 

Hog 4のTouch OSC用テンプレートをちょっとリニューアル

牛脂を使ってフライドポテトを揚げた佐藤です。こんにちは

以前ブログでご紹介していたHog 4シリーズのリモートコントロールに使えるアプリ「Touch OSC Mk1」で使えるテンプレートを少しリニューアル・修正したものを作成しました。

今回のテンプレートでは、あまり使わないボタンを無くしたほか、キーストロークマクロの1~10を使えるようにしてあります。

まずは倉庫や事務所で使えるかお試しください。

Touch OSCの設定方法はこちら

※ テンプレートをスマートフォンへ転送するには、iTunesなどでファイル転送、またはTouch OSCの編集ソフト「Touch OSC Editor」のSync機能を利用してWi-Fi経由で行ってください。

Cueに余計なデータが入っちゃった!時の削除方法

牛丼屋に行くと味噌汁を豚汁に変更するか悩む佐藤です。こんにちは。

今回はHogの使い方のヒント。以前Hogユーザーの方からお問い合わせ頂いた例をご紹介します。

「Cueのどこかに入っちゃった余計な器具コントロールのデータを削除したい」

プログラム中にうっかりコントロールを触ってしまって、Cueを再生するとどこかで器具のメニューディスプレイが点灯!

なんてことになったらちょっと焦りますよね。そんな時は以下の方法をお試しください。

 フィクスチャーを選択して削除したいパラメーターを操作。Programmer上に削除したいパラメーターだけが表示された状態にします。

② Cueリストを[Choose]で選択した状態で

[Merge] → {Remove} → [削除したいCue番号を範囲で指定] → [Enter]

 これで上記の例だとCue1から30までのControl Fixtureのデータを一括で削除することができました。

①でProgrammer上にのせるデータを変えればどのパラメーターでも一括削除できるので、余計なデータをCueに入れてしまった場合はこの方法を試してみてくださいね。

※ エフェクトだけ削除したい場合は、手順①の時にホイールを使ってパラメーターを「Programmer」上に載せるのではなく、{Effect}キーを2度押しして表示される「Effect Engine」ウィンドウから削除したいエフェクトパラメーターの「Table」に「Sine」などを入れてから、手順②へ進んでください。(2022/10/20追記)

ホールの調光回路をHogで使う時のプロット松竹梅

#86のブルーが好きな佐藤です。こんにちは。

先日とある会館でHogをお使いのユーザーの方から、

ホールの調光回路もHogでまとめて制御したいので良い方法はないか?

とご相談頂いたので手間に応じて松竹梅の作成コースを考えてみました。主にプロット機能を使ってパット見て操作できるように組み立ててあります。


サンプルショーファイルのダウンロードはこちら(v3.14.0以上対応)

 

 「梅」の作例

  • 難しい設定をしないでパパっと作れるプロット(約1分)
  • 調光回路を選択したらプロットにグリッドで配置後に横の台数を12に設定
  • 余裕があればフィクスチャーの形状(Icon)を仕込み器材に合わせて変更
  • 下側にIntensityパレットを表示してAuto Pallet機能で作成した0~100%の各パレットをすぐに触れるようにしてあります

 

 「竹」の作例

  • 3段フェーダーのようにフィクスチャーを12台毎にプロットのバータイプで配置
  • いつもフェーダーで書いているように触る器具の下にシェイプで名前を記入してみました
  • 名前入力にHog 4 PCを使うことで日本語で名前入力できます
  • 名前の背景色にフィルターカラーと同じ色を設定してパット見でわかりやすく
  • 1から順番に並んでいるのでこれまでのプリセットフェーダーの感覚に近い操作感です

 「松」の作例

  • ホールの図面をプロットのシェイプでJPEG画像を取り込んでから貼り付け
  • 白い図面は眩しいので図面画像は白黒反転(Invert color)
  • 仕込み位置にフィクスチャーを配置して見た目でわかりやすく
  • フィクスチャーの向きもシュートに合わせてあります
  • Intensityのパレットもプロット内に配置して画面をシンプルに構成
  • 空き回路は別に配置して仕込み追加にもすぐに対応
  • 図面を貼り付けるシェイプは一番最初に配置しないと最背面にならないので注意

いかがでしょうか?他にも現場ごとにやりやすい方法があると思いますのでトライしてみてくださいね。

プロットについての参考資料