バーチャルウィングのフェーダーがフルに上がるのを防ぐ

お菓子のチョコパイはノーマルが一番な佐藤です。こんにちは。

今回のHog4使い方のヒントも最近頂いたご質問から。

「バーチャルウィングにHTPフェーダーを作ったのですが、ページを変えて戻すとフェーダーが全部フルになってしまい困っている。」

このような状況ですね。

これを解消するには、[Setup]→{Preferences}で「User Preferences」ウィンドウを開いてから、{Virtual Faders}タブにある該当するプレイバックバーのPosition設定を{Down}に変更してください。

ちなみにHTPキューリストだけじゃなくて普通のキューリストフェーダーも一緒にそのプレイバックバー上にあると、それも含めてフェーダーが下がってしまいますのでご注意を。

また、各HTPキューリストのリリースタイムが標準の2s(2秒)設定の時は、ページを変更してすぐに戻してもフェーダーの位置はそのままになっています。2秒以上立ってから元のページに戻ってみてください。

キューのタイムを一気に変える

スーパーカップより最近はMOW派の佐藤です。こんにちは。

朝晩よく冷えるようになり、お布団から抜け出し難い季節ですね。一方、業界的にはそんなこと言ってられないくらい、イルミネーションシーズンがスタートして賑わっています。そんな現場から頂いたお問い合わせがこちら。

「キューリストのフェード・ディレイのタイムを一気に変えたい時はどうしらたらいい?」

LEDのプログラムをする時に、キューリストをまるごと1つ使いWaitやDelayを駆使して動きのあるあかりにすることが良くあると思います。そんな時にこの技を覚えておくと大変便利ですよ。

手順はこちら

① タイムを変えたいフィクスチャーを選択してパラメーターを触ります。例えば、CMYのタイムだけを修正するなら、以下の様にします。どんな数値(色)が入っていても大丈夫です。

② DelayやFade、Pathを設定します。これら3つは単独で修正は出来ませんので、Delayだけ修正したい場合でもFade,Pathも設定してください。

③ 修正したいキューリストが[Choose]キーで選択されていることを確認します。

④ [Time]→[Merge]→[Cue番号]→[Thru]→[Cue番号]→[Enter]

基本的には以上で修正完了です。

!ワンポイント!

以下の様なタイムパレットを作成して手順②で使うと、後からさらに修正があった時でも、パレットを開いてタイム修正すれば済むので、より手数を減らすことができます。

タイムパレットは、以下の手順でどのディレクトリにも作成できます。

① フィクスチャーを選択してタイムを設定

② [Time]→[Record]→{記憶したい空きパレット}

ちゃんと記録できたタイムパレットは、パレットの右隅に「T」の文字だけが表示されますのでご確認を。

記憶したタイムパレットを修正のために開くには

[Open] + {開きたいタイムパレット}

 

ぜひ現場でこの技をお試しくださいませ。

Hog4アドバンストレーニング2017~オンデマンド~

コンビニで買ったドライバーセットを重宝している佐藤です。こんにちは。

今年もHog4アドバンストレーニングを開催致します。

今回はこれまでのセミナースタイルとは違い、ユーザーの方のリクエストに応じて日時を設定、内容も一番知りたい内容をピンポイントで実施するオンデマンド式で実施致します。ご参加頂く方々と丁寧なコミュニケーションをしながらのアドバンストレーニングとなりますので、現場で使えるHog4のネタをゲットして頂けるかと思います。

【お申し込み方法】上の画像かここをクリックして申込フォームの必要事項をご入力ください。

実施期間は年内の平日、12月27日まで。

ちょっと試験的な試みでもありますので、担当者のスケジュールによっては皆様の御希望にそえないこともあるかもしれませんが、まずはお気軽にフォームでお申込みくださいませ。Hog4ユーザーの方のご参加お待ちしております!

 

パラメーターがオレンジ色になって動かない!→それ、Parkです

ファミチキにするかスパイシーチキンにするか一瞬悩む佐藤です。こんにちは。

今回もHog4関連で年に数回お問い合わせ頂く内容を取り上げたいと思います。

「何か押したらしく、ホイールのパラメーターのところがオレンジ色になって一切動かなくなってしまった!」

いきなりこうなると焦りますよね。これはPark(パーク)の機能が働いているためにオレンジ色になっています。Parkに設定されたパラメーターはPark登録時に決めた値で固定され、何押しても制御できなくなるため、例えば吊り替えをしている灯体をパークしておけば間違って動くことがありません。

設定するには:器具選択→固定したいパラメーターを操作→{Park}

設定されたパラメーターは下の画像のようにオレンジ色の枠が付きます。

選択した器具の一部(4台中1台だけなど)がParkされていると点線になります。

では、本題。これを解除するには2つの方法があります。

方法1 器具を選択→Parkされているパラメーターのホイールを少し操作→{Unpark}

※ Road Hog4など{Unpark}ボタンがない場合は、[Pig]+{Park}

方法2

① [Open] + {Parked}

「Parked」ウィンドウが開き、Parkされている灯体とパラメータが表示されます。

② 灯体を選択してから、{Knockout}

③ 最後に[Update]を押すと「Parked」ウィンドウが自動的に閉じて解除完了です。

Parkは理解して使うと大変便利な機能です。これを機会にParkを活用してくださいね。

 

エフェクトがFanでずらせない時はここをチェック!

意識して黒以外のシャツを買うようにしている佐藤です。こんにちは。

Hog4 OSのバージョンをv3.6.0以上に上げたユーザーの方から「エフェクトのオフセットができない!」といったお問い合わせを何回か頂いたので、こちらでも対策をお知らせ致します。

この症状は、小数点付きの「コンパウンドフィクスチャー」か「ドット付きユーザーナンバー」を使用している方に限り発生します。対処方法は

① {Segments}ボタンを押す(以前はGroupingと表示されていたボタンが名称変更されました。)

② {Buddy Parts}ボタンをOFFにする。(デフォルトでONになっています。)

※ Log OFFしてショーファイルを終了するとまたONに戻ります。

これはFanキーを押しながらエフェクトのオフセットやPan Tiltをずらすファニングの作業時に影響があります。

以下に実際どうなるかの事例をご紹介。4×4のRGB LEDフィクスチャーで小数点付きのフィクスチャーナンバーを使用し、レインボーエフェクトをかけている場合です。

↓Buddy PartsがONになった状態でFanキーを押しながらエフェクトのオフセットをクルクル回した場合

↓同様にBuddy PartsがOFFの場合(従来通りのオフセットがかかります)

詳細はv3.6.0のリリースノートもご覧ください。

現状ではショーファイルを読み込むたびにこの機能がONになり、場合によっては不便になるので今後改良が加わる予定です。