Merge Showでパレットやキューリストを取り込む

長年使っていたリュックの底が抜けた佐藤です。こんにちは。

フェスの現場や専門学校など、最近は複数人で打ち込みをしてあとで1つのショーファイルにまとめる現場が多くなっているようです。Hog4では、Merge Show(マージショー)という機能を使ってデータをまとめるのですが、選択できるオプションが多くてどれを選んだら良いのか迷ってしまう場合もあるかと思います。

そこで各項目を解説した資料をアップしましたので、マージショーをする方は、まずこちらをご一読ください。バックアップファイルを取っておけば、何度も挑戦できますので、ご自身の現場に最適な使い方を探してみてくださいね。

ダウンロードは以下の画像をクリック!(PDF)
hog4mergeshow

※一部資料を修正しました。(2016/12/01 17:30)

※Fixture Builderで作成したライブラリーを取り込む場合、既に同じライブラリーがあるとMergeができません。(器具名称と作成日時) (2017/03/15 追記)

コメントマクロの活用法あれこれ

散髪のために母校の大学近くへ行く佐藤です。こんにちは。

Hog4に2種類あるマクロ。先日ご紹介したエフェクトをずらすテンプレートでは、キーやボタンを押した順番を記憶する「キーストロークマクロ」を使用しました。[Macro]キーを素早く2度押しすると表示される「Macro Directory」の方ですね。

今回はもう一つのマクロ、キューリストの「Macros」欄に書き込んで使う「コメントマクロ」を改めて見ていきたいと思います。

●基本的な使い方

コメントマクロはCueなどを再生した時に、同じきっかけで他のことを同時に複数実行できる機能です。使う手順は次の通り:

① コメントマクロを実行したいCueの「Macros」欄をタッチして[Set]キーを押す、またはダブルクリック
cmacro01

② 一覧の中から実行したいマクロをタッチして選択。
cmacro03

③ 選択したマクロが入力されたら、続けて数字を入力します。この場合、キューリストを実行する「GL」マクロを選択したので、続けて入力する数字はキューリスト番号です。
cmacro04

④ [Enter]キーを押して入力完了です。これでこのCueを実行した際、同時にキューリスト5が再生されます。例えば、キューリスト5をチェイスにしておけば、チェイスが実行されます。チェイスを止めたい時は「RL」を使用します。
cmacro05

コメントマクロを削除したい時は、②の時に[←(バックスペース)]で文字を消せばOKです。

覚えておきたいよく使うコメントマクロ一覧

入力文 意味 何をするのか
GM Go Master マスター(フェーダー)を指定して再生。数字でマスター番号を指定します。
RM Release Master マスター(フェーダー)を指定して停止。数字でマスター番号を指定します。
GL Go cueList キューリスト番号を指定して再生。数字でキューリスト番号を指定します。
RL Release cueList キューリスト番号を指定して停止。数字でキューリスト番号を指定します。
FM Fade Master 指定したマスター(フェーダー)を指定したパーセンテージにします。

FM(マスター番号)/(パーセンテージ)

CM Choose Master 指定したマスター(フェーダー)を選択します。(Chooseキーを押す)
CP Change Page 指定したページに移動します。数字でページ番号を指定します。

 

●応用編~様々な使い方

>>複数のマクロを同時に実行する場合

① 追加したい「Macros」欄を選択して[Set]キーまたはダブルクリック
cmacro06

② 一覧から追加するマクロを選択。自動的に「:」(コロン)が挿入されてマクロが追加されます。
cmacro07

③ あとは通常通り番号を設定して[Enter]キーを押せば完了です。
cmacro08

>>一定の範囲をまとめて実行する場合

[Thru]キーを使って範囲を指定することができます。以下の例の場合、キューリストの1から10まで、まとめてリリースします。
cmacro09

>>Cue番号を指定する場合

GLやGMを使う際、マスター番号やキューリスト番号の後に「 / 」(スラッシュ)に続けてCue番号を指定することができます。以下の例の場合、キューリスト3のCue10を再生します。
cmacro10

>>FMでタイムを入れる場合

FMを使う際、パーセンテージ指定の後に「 t 」に続けてフェード時間(秒)を指定することができます。[Set]キーを押してスクリーンキーボードを出して入力します。以下の例の場合、マスター3を4秒かけて50%にフェードします。Hog4やFull Boar4は電動フェーダーなので自動的に指定した位置まで動きます。
cmacro11

コメントマクロを覚えると、複雑なCueもワンボタンで実行できますので、少しづつ覚えて使ってくださいね。

Outputにディマーの名称表示と自動グループ作成

自宅で自作換気扇を使っている佐藤です。こんにちは。

先日ユーザーの方からご質問頂いた、「Outputウィンドウにディマー回路の名称を表示させる方法」をご紹介します。この手順の中で使用するNote欄に名称を入れると、グループパレットも同時に自動作成できてしまう、1手間で2度おいしいTipsですよ。

① 「Fixture Window」で「Note」の欄にこのように仕込み位置や色を記入
Note007

② 「Output」ウィンドウを開きます。通常はこの状態ですが・・
Note003

③ 矢印の「Num」の当たりにカーソルを合わせて右クリックするとメニューが表示されます。下図のように{Show Note}を選択。
Note006

④ するとこのように先ほど記入した名称が表示されわかりやすくなりました。この表示状態もViewに登録されますので、忘れずに記憶しておきましょう。
Note004

⑤ {Compact}モードにすると表示幅が狭まってしまうので、短めの名称がおすすめです。
Note005

⑥ さらに「Fixture Window」に戻り上部にある{Auto Palletes}ボタンを押してから
Note008

⑦ {Make Note Groups}にチェックを入れて{Generate}を押すと
Note001

⑧ 自動的に「Note」の名称ごとにグループパレットを作成してくれます。この機能の詳細はv3.2.0のリリースノートをご覧ください
Note002

一度記入すれば「Output」の表示とグループの作成がまとめて出来てしまう、二兎追うものは二兎をも得る「Note」欄をぜひお使いください。

Hog4トレーニング資料など更新

辛いものを食べると翌日のお腹が大変な佐藤です。こんにちは。

Hog4トレーニングのベーシック編で使用している資料を更新しました。以下の画像をクリックするとダウンロードページへ飛びますのでそこからダウンロードして御覧ください。ちなみに、この資料は照明を勉強している学生の方にもご利用頂いているみたいですね。ありがとうございます!

また、Hog4 OS v3.2.0以上で変更されたライトコンバースとの接続手順についても資料をアップしていますので、合わせてご使用ください。

HOG 4 Training 2016日本語ベーシック表紙

HOG 4 Training 2016

Hog4 OS v2.5.0リリースノート

引っ越しをして段ボールに囲まれて生活をしている佐藤です。こんにちは。

先日リリースされたHog4 OS v2.5.0の日本語リリースノートをサポートページに掲載しました。

ダウンロードはこちらのページ

このリリースでは、OSCのファンクションキーラベルの表示機能の追加の他にフェーダー関連のバグ修正が含まれています。バージョンアップをする場合は、現場の前にテストを行ってからご使用ください。

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